子どもたちの歓声がこだまするような山〜川〜里〜海の流域環境の実現を目指す 伊勢・三河湾流域メットワーク
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設立宣言
 わが国の環境容量を越えた繁栄は、一方で国民の生命・財産の持続が危ぶまれる様々な事象を顕在化させてきた。わが国土は増大する人口を受け入れるには狭小ではあったが、山〜川〜里〜海の恵みを享受する生業が長く受け継がれ、人々のくらしと共に創られてきた伝統的「自然」環境があった。これが戦後わずか数十年で失われようとしている。  伊勢・三河湾流域もその例に漏れず、少なくない人々が、「子供達が身近に森、川、海等の自然や伝統的文化・景観と触れ合うことができる暮らしや環境をなくしてはならない」と強く願い、個人で、あるいはグループで地道な活動している。しかし、残念ながらこうした活動が結びつき、期待される成果を発揮してきたとは言えない。

 一方、21世紀は環境の世紀とも言われ、それを象徴するかのように、この3月「環境博」を謳う愛知万博(愛・地球博)が開かれる。森を拓いて「技術と交流」を掲げる方針が、森を残して「自然の叡智」へと転換したのは、「開発優先の時代はすでに終わった」と指摘した世界の声、オオタカに象徴される森の生命と市民の声だった。今、地道な市民の活動がフラットに結びつきながら、「伊勢・三河湾とその流域」で一体的な自然生態系の保全と再生を導く新たな連帯が求められている。

 この時代の動きを感じつつ、私達は山〜川〜里〜海のつながりを大切にして、21世紀中に人と自然双方が支えあい、励ましあえる暮らしを取り戻すために「山川里海 22」という幟(のぼり)を立てることにした。この幟のもとに、私達は、産・官・学・民の壁を超え、山〜川〜里〜海のつながりを大切にすることで、かつての豊かな伊勢・三河湾を取り戻すために、知恵を寄せ合うネットワークを立ち上げたい。

 あらゆる立場の人が、この地域に生きて、この地を愛し、子々孫々の行く末を見とおす市民の立場に立って、ネットワークの輪につながっていただきたい。子供達の歓声がこだまするような山〜川〜里〜海の流域環境、の実現を目的とする「伊勢・三河湾流域ネットワーク」の設立をここに宣言する。

2005年1月23日
                  伊勢・三河湾流域ネットワーク設立総会参加者一同

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