1) だまっちゃおれん訴訟キックオフ集会 9/13(日)14:00-16:30
大沼です

一昨日、台風由来の豪快な雨が降って、庭の植物たちがようやく元気になりました。
梅雨明けした8月1日からほとんど降っていなかったので大助かりです。
台風の被害は深刻ですが、日本の降水量のうち台風由来と梅雨由来がかなり大きく、これがないと大変です。
暑い夏を、皆さんいかがお過ごしですか?
小生は相変わらず、ウチワと葭簀(ヨシズ)だけで暮らしています。
首に巻いた濡れタオルも欠かせません。
部屋の温度が37度を超えるとさすがに頭が痛くなってくるので、頭に水をかけます。
テレビや新聞は、連日クーラーのスイッチを入れろ、
特に老人は暑さに気が付かないうちにやられてしまうから気を付けろの大合唱です。
そもそも、日本でクーラーが普及し始めたのは、1970年代前半でした。
電力需要の日間変動図で午後2時あたりにピークが現れ、その後どんどん大きくなっていったのです。
この頃小生は子育て中で、共同保育所に子供を預けていました。
1974年だったかと思うのですが、他の親から保育所にクーラーを入れたいとの提案があって、
その是非をめぐって徹夜の討論をしたことを懐かしく思い出します。
もちろん小生はクーラー反対の急先鋒で論陣を張りました。
残念ながら、夜明け頃になって、「うちの子がひきつけを起こした」からクーラーは必要だとの切なる意見が通って、
クーラーは導入されてしまいました。

そもそも人間には外気温が30℃くらい変化しても対応できる能力があります。
さらに、葭簀や打ち水などの知恵もあります。
電気とお金の力で気温を快適な一定温度にコントロールする暮らしをしていると、
その能力と知恵がさび付くことになります。
高緯度地方に暮らす人々と低緯度地方に暮らす人とでは、毛穴の密度が2倍ほど違うという報告を読んだことがあります。
生まれた時からクーラーのある環境で育った子どもたちの毛穴の密度はどうなっているでしょうか。
小生の場合は、5月ごろから高い気温への順応期間が始まり、梅雨明けの猛暑にも何とか耐えられます。
10月になると暑さに順化した体にとってつらい寒さが始まります。このころ山に登ると寒さが身にしみます。
その点、冬の体で登れる春の雪山は大好きです。
12月下旬になると、すっかり冬の体になっていて、むしろ着るものを減らすことさえあります。

残念ながら、こういう暮らし方ができる人はどんどん減っています。
近所に住んでいる我が家の孫どもなどはまさにクーラー育ちです。
息子や娘には否応なくクーラーなし生活を押し付けることができましたが、
孫までは手が届きませんでした。

脱成長社会、経済が成長せず、慎ましいが平等な世の中を目指しているつもりですが、
その道のりははるかななたです。

1) だまっちゃおれん訴訟キックオフ集会 9/13(日)14:00-16:30
避難者訴訟愛知岐阜の1審判決はひどいものでした。福島原発事故についての国の責任を認めず、
避難者の被ばく被害についても全く評価されていません。もっとも、後者については
弁護団の主張に不足があったと思われます。
名古屋高裁に控訴された2審では、原告7家族が新たな弁護団による訴訟を展開しようとしています。
それが「だまっちゃおれん訴訟」です。そのキックオフ集会が下記の要領でオンライン開催されます。
この訴訟団はまだ資金の準備も整っていません。余裕ある方は、是非カンパもお願いします。
弁護団がボランティア覚悟で臨んでも、コピー代や旅費などでかなりのお金が必要になります。
2審に向けて、Cラボが行った原告の皆さんの避難元汚染調査結果も資料として提出予定です。
★
原発事故避難者の会・愛知を支えてくださっている皆様
いつも温かい応援をありがとうございます。
    さて本日は、原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜(だまっちゃおれん!訴訟)主催の、オンラインイベントをご紹介します。
新型コロナウイルスの感染拡大によってリアルの集会がなかなか難しいため、皆様のご視聴、twitterのリツイート、
facebookのシェアも原告団のパワーになります。
情報拡散のご協力よろしくお願いします。
    ▼だまっちゃおれん原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜
控訴審キックオフ オンライン集会中継
9/13(日)14:00-16:30
▼新型コロナ禍につきYouTube中継にて集会を行います 
https://youtu.be/Vehsc_mWh00
    ▼上記URLから視聴できない場合は、こちらのチャンネルから選択してください。
https://www.youtube.com/channel/UCcUVEXlUXVSOIvDE8gG5VLA/

2) FoE 「ミエルカプロジェクト」は素晴らしい! ぜひ視聴してください
福島事故発生以来、多くの環境NGOが活躍していますが、
その中にあってFoEは出色で、まさに八面六臂の大活躍です。
「見えるかプロジェクト」は、被害に遭った福島の人々をじっくりとインタビューする番組で、
すでに11人の方が登場しています。時間は5~12分ほどですので、時間があるときに少しずつ見ていただけるとよいと思います。
最新作は大賀あや子さんです。
★
福島のすばらしさにほれ込んで、移住を決意。農業を学び、阿武隈山地の木材を
使ったこだわりの新居を建て。入居目前に迎えたあの日。かかってきた一本の電
話はすぐに切れてしまいました。
胸が痛くなるようなお話しでした。多くの人たちにきいていただきたいと思いま
す。ぜひご覧ください。
https://www.foejapan.org/energy/fukushima/200828.html

    福島第一原発事故からまもなく9年半たちます。事故による痛みや苦しみ、事故
により失われたもの、事故により負わされたもの、それでも立ち上がろうとする
人たち…。 FoE Japanは、原発事故被害の「見える化プロジェクト」の一環とし
て、こうした人たちのインタビュー映像を制作し、公開しています。

今回は、福島県大熊町から新潟県に避難した大賀あや子さんのお話です。チェル
ノブイリ原発事故後に原発の危険性を認識し、脱原発運動に参加するようになっ
た大賀さん。福島第2原発の事故などもあり、福島に通ううち、福島のすばらし
さにほれこんで、移住を決意。「原発がなければ、いや、原発があってもなんて
いいところなんだろう」と思ったそうです。農業を学び、友人の建築士に依頼し、
阿武隈山地の木材をつかったこだわりの家を建てました。その家に入居する直前
にあの事故が起こったのです。2013年末、新潟県に避難した大賀さんは「もう最
初の春がすごい幸せで、もう見るもの、触れるもの、全てが大丈夫なんだ」と感
じたそうです。それだけ、原発事故後の生活は苦しいものでした。2020年3月に
大熊町の一部で避難解除されましたが…。ぜひ、大賀さんの話をおききください。

▼福島ミエルカプロジェクト:福島県大熊町から新潟県に避難した大賀あや子さん(11分56秒)
https://youtu.be/NIhmLYWZbgU
※この機会に、FoE JapanのYouTube登録、ぜひお願いします!

▼他の方のインタビュー
http://www.foejapan.org/energy/fukushima/mieruka_interview.html
【福島の漁師たち】12分31秒
【子どもを連れていったん避難し、帰還したあるお母さん】11分30秒
【福島県浪江町から避難した今野寿美雄さん】4分56秒
【福島市大波地区に帰還した小池光一さん】8分57秒
【武熊明子さん(NPO法人市民放射能監視センター ちくりん舎)】3分15秒
【中村順さん(ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト)】6分6秒
【伊藤延由さん(飯舘村村民 農民見習い)】8分45秒
【長谷川健一さん(福島県飯舘村村民、元酪農家)】
【菅野みずえさん(福島県浪江町から関西に避難)】 
【菅野正寿さん(福島県二本松市で有機農業に取り組む)】10分20秒

▼「見える化プロジェクト」のウェブサイト
    https://311mieruka.jp/

3) 北村俊郎「原発はなぜ潰れないのか」
元原子力産業協会参事、元日本原子力発電理事の北村俊郎という人が日本エネルギー会議のニュースに
興味深い文章を載せています。まさに原子力ムラの中核にいた人物が、原子力ムラの機関誌のような
ニュースレターに投稿し、掲載されているのです。そろそろ、原子力ムラの崩壊が近づいている兆候なのでしょうか・・・?
   http://www.enercon.jp/
    ★
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」というタイトルのベストセラーになった新書がある。
誰もが不思議に思っていることの内幕を明らかにした本で、結論は「単価は高く、費用はなるべく低く」ということのようだ。
同じように再稼動の見通しの不透明な原発や長期間止まっている原発の新増設計画がいつまでも存在していることを不思議だとは思う人もいるはずだ。

結論から言えば、電力会社が原発を支えているたくさんの仲間を持っているから潰れないのだ。
その仲間とは国策として原発を推進してきた中央・地方の政治家と経済産業省などの官僚、
ビジネスとして参画してきた地元商工業者、原子炉メーカー、ゼネコン、工事会社、金融機関などである。
もちろん原発のメリットを理解し支持する一般の方々も含まれる。さらに大手電力会社と売電契約を結んで電気料金を支払ってきた多くの消費者である。

日本の原発の半分を占める沸騰水型軽水炉はこの10年間止まったまま。
経済性からすると原発は現在、大変厳しい状況にあるが、仲間たちが支えることで生き延びている。
一般の企業で10年間も何も生産しない工場を維持しながら存続出来る企業はないはず。
潰れないのは本来なら出せない費用を誰かが出しているからだ。

東京電力は福島第一原発の事故後も首都圏の電力供給の大半を行っており、さらに福島第一原発の廃炉もやってもらわねばならないから
、国が特別に資金を貸して倒産させないでいる。おかげで日本原電や日本原燃が生き残れ、地元からも文句が出ていない。

他の大手電力会社は自由化後に新電力に徐々にシェアを奪われているがまだ若干の余裕はある。
そこで、止まっている原発をそのうち稼動するから会計上、大きな資産と見なして計上している。
この会計処理を公認会計士も経済産業省も株主も認めている。大きな資産は大きな償却費や運営維持費の発生につながり、
消費者はその分高くなっている電気を買っているわけだ。

各大手電力会社はすでに廃炉を決めた原発について残りの運転年数、出力、安全性向上のための追加工事費、
代替電源の有無などなんらかの基準をもとに検討をしたはずである。
残りの原発についてもこれだけの時間が経過したのであるから再検討がなされているはずだ。

今から50数年前、日本原電は我が国初の商業用原発である東海原発の試運転が不調でいつまでも営業運転に入れず苦しんでいた。
私は入社試験の社長面接で「今、東海の現場では産みの苦しみを味わっている。この会社はこれからどうなるかわからない。
君はそれでも入社するか」と尋ねられた。それから10年経過しても日本原電は累積赤字を解消出来なかった。
原発しか持たない日本原電の財務諸表では大赤字を隠しようもなかった。それを出資者である大手電力会社などが破綻しないよう支え続けてくれた。
だが、それは初めての原発であるというリスクを各社が共同で負担したのであって、今日のベーロード電源としての原発の状況とは違う。

何故、潰れそうな原発を支えているかと言えば、支えている仲間たちが原発に潰れてもらっては困るからだ。
原発が運転可能な期間を残して潰れて(停止、廃炉)しまうと、大きな資産の償却不足が明らかになり、
たちまち電力会社のバランスシートは危うくなる。
そうなると株価は急落し、融資した金は不良債権化し、大株主であるとともに貸し手でもある金融機関や保険会社が大打撃を受ける。

地元は大事な雇用や商取引を失う。政治家は選挙の支援者を失う。メーカーは仕事が減り設備が過剰になる。
消費者は大手電力の危機的な経営状態によって電力供給の不安定というリスクを抱えることになる。
それが恐ろしくて原発を資産から外せないでいるのだ。これは一種の粉飾であるが、経済誌などメディアも報道しないのは見て見ぬふりの仲間なのだろう。
東芝の粉飾破綻や関西電力の会社ぐるみのガバナンス不全が思い出される。

このような状況はいつか破綻する。というのは一銭も稼がない原発を維持し続ければ、
火力発電などのメンテナンスや設備更新が出来ずに発電や送配電が出来なくなり、
再生可能エネルギーなど新規事業への投資に金が回らなくなり時代に合わせた新たな事業展開が不可能になるからだ。
このままでは大手電力会社は動かない原発と心中することになる。
どんなことがあろうと降伏は口に出せず国民を道連れに玉砕に向かった戦争末期の大本営と同じだ。

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大沼淳一
住所:465-0091 名古屋市名東区よもぎ台1-1704
TEL&FAX: 052-779-4291
Mail Address:  mailto:nw4j-oonm@asahi-net.or.jp
緑亭通信
http://bunamoutainski.asablo.jp/blog/
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